妙宣寺について

覚王山 妙宣寺といいます。山梨県の身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗のお寺です。

妙宣寺は昔、和歌山県粉河村に法華経傳道の古刹としてありました。

寛永年間(1624~44)の創立と伝えられていますが、荒廃のため記録が残っておらず、開基等は不明です。

 

寛文7年(1677年)紀州徳川家初代藩主・頼宣公の病気祈願の為、陽山御殿へ移りました。

陽山御殿は湊へ移りますが、妙宣寺はそのまま残りました、そのため衰微してしまいます。

それを嘆いた養珠寺六世の称智院日禅上人が、正徳2年(1712年)五代藩主の吉宗公より、1300餘坪の土地を拝領し、現在の地に移転して再興しました。

 

正徳2年に建てられた寄せ棟造りの本堂は、修理補修を繰り返しながら、現在に至っています。

 

妙宣寺は霊験顕著な病即消滅のご守護神・魁星妙見さまと共に、「堀止の妙見さん」として人々の信仰を集めて今日に至っています。

 

 

人は時に、誰もが悩み苦しみ、躓(つまず) いたりします。

そんな時こそ、私たちの心を 支えてくれるのが、み仏さまの慈悲です。

み仏さまに逢いに来ませんか。